うまっぷ制覇その③いとう

投稿日: 2009年07月03日(金)19:18

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岩田川の傍に、ひっそりと佇むむうなぎ屋さん『いとう』。
川崎に住む母から、
「あんた『いとう』ってうなぎ屋さん知ってる!?こっちのテレビで紹介されてるわよ!」
との連絡にて、その存在が発覚。
2008年、5月に訪問いたしました。

店内は外から見たとおりの広さです。
ラーメン屋チックなカウンターが8席ほどと、4人がけテーブルが2つほどです。
ご主人と女性一人で切り盛りしていて、かなり気さく・・・というか陽気なタイプです。
元祖うまっぷに、「店主のノリがすごい、隠れた名(迷?)店」と書かれていましたが、さもありなん。
TVでは、なんでも『極(スペシャル)重』が紹介されていたようです。
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こちらがそのメニュ。
『うな重(極)』。鰻2.5匹で4000円。(価格は訪問時のもの)
量的にも予算的にも堪忍してください。
散々逡巡した挙句、津の「鰻の値段は量に比例する」法則にのっとって、現在の空腹度合いにあった品を注文いたします。
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画像が切れていますが、『お持ち帰り特弁当』1400円の隣に『お持ち帰り上丼』1000円というのもございました。
店内の基本メニュは3種類のようですね。
注文をして待つことしばし。
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いきなり『肝焼き』登場。
このお店では、注文を聞いてからさばいて焼くようです。
つまり肝も新鮮なわけで、通常、吸い物に入ってくる肝を焼いて出してくれます。
肝の本体はこってりと、細い部分はカリッとしていて、乙な味です。
酒のアテに最高ですね。
でも、昼なので、グッとこらえます。
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『上丼』850円です。
重ねて言いますが、850円です。
このボリュームでこのお値段。
驚愕ではござんせんか。
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『特丼』1300円です。
こちらもかなりボリューミーです。
味は・・・かなり関東の鰻とは趣が異なります。
しっかりと「川魚」を主張する味です。
脂の乗りが良いながらも、川魚の香りと歯ごたえを残しています。
『初音』の舌触りが「ホロリ」なら、こちらは「ムチッ」という感じです。
皮も硬くはないけれどしっかりとしていて・・・。
タレが甘口なのにくどくなく、個性の強い鰻の味をうまーく引き立てています。

私たちの鰻を焼いてくださった後。
店主「(焼き場が)暑いから、こっち(風通しの良いほう)で座ってていい?」
店員「私も座るわ」
お好きにどうぞ~私たちも好きにいただきます。
お二人は楽しげな雑談スタート。
なんだか微笑ましいです。

味としては正直好き嫌いが分かれると思います。
が、ほかにはちょっとない味なので、ハマッたら中毒になるかもしれません。

ご馳走様でした!

追記)
ブログでは書きませんでしたが、お二人のトークは何と言うか・・・天津木村チック?